このレビューはネタバレを含みます
TOHO梅田で鑑賞。
よかったです。 教授の生き様が心に刻みつけられました。
まるでピアノと対話するように指揮者のように手を動かして残響をコントロールしようとするかのような教授
口を固く結んで演奏する教授
ミスタッチしてしまう教授
プリペイドピアノを自分でセッティングする教授
どの曲も既存のものとは少し変えてあって、最後まで新しいことに挑戦する教授の姿勢がよかったです。
最後の演出は切なかったなぁ…。 教授の死後から一年と少し経って、多分これが生前に作った最後の作品になるのかな?(まだ出てくるかもしれないですが)と思うと感慨深いものがありました。
最期の言葉通り、教授の芸術はどれくらい残るのか…自らの生きた証を残したいという教授の切実な思いは伝わってきました。