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JFK/新証言 知られざる陰謀【劇場版】のjeanのレビュー・感想・評価

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子供の頃、ケネディの演説に漠然とした憧れと理想を抱き、何度も繰り返し真似ていました。JFKを観て小学生ながらに、何かしら隠蔽、捏造せざるを得ない事情があったのだろうかと理解しようとしながらも、自分が大人になった頃には、情報が開示されるだろうから、その時を待つことにしようと思っておりました。落合信彦の「2039年の真実」を読み、結局真実は、2039年を待つしかないのかと、それ以降は本件について思い返すことはあまりありませんでした。
あれから30年程になりますが、2039年を待たずして、新証言を観て思うことは、公民権運動など人権思想が揺れ動き、反共など思想が分断される最中、CIAという機関の歪で暴力的な権力性が何かしらの形で、政治を歪めていたことはおよそ確からしそうです。
当然、反対する意見もあったことでしょうが、ケネディはその言葉では少なからず、アメリカによる平和維持ではなく、各国の宥和による将来に亘った平和を希求したのであって、その精神が1963に暴力によって失わられたことについて、事実の開示をもって真実を追求し過去の過ちを反省することは、未来にとっても、この現代においても意味を失っていないように思います。
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