先行上映、大阪プレミアで鑑賞。
ホロコースト証言シリーズのなかでは一番「軽く」観れてしまった気がした。
証言者ダニエルさんは壮絶な人生を歩んできたにも関わらず、語り口がどこかユーモラス。残虐さを直接鑑賞者に伝えて傷つけないよう配慮しているようにも思われた。
少年ダニエルは、とても賢く、生きる為に今何をするのが最善なのかを自分で考えて、最善策を選び取っていた。とにかく思考することをやめずにいたことが生存に繋がったのだといえる。解放後、食事より真っ先に字や絵を描きたいと思い、事務所で夢中で字や絵を描いたと言っていたのが印象的だった。