ひらっち

メンゲレと私のひらっちのレビュー・感想・評価

メンゲレと私(2023年製作の映画)
4.3
メンゲレに選別されて生き残ったハノッホさんの話。ガス室で殺される同じユダヤ人を見てもなんとも思わなかったという発言に心が痛んだ。悲惨という感覚が失われたせいなのかもしれない。しかし、マウトハウゼンで行われたハンガリー人によるカニバリズムには怒りをたぎらせていた。これには違和感を感じた。日本でも野火のようにジャングルで死にそうな時にカニバリズムが行われていたが、100人殺せば英雄だが、1人殺せば犯罪者のような理論だと思った。赤十字の視察は前からおかしいと感じていたが、日赤も戦争に加担した歴史もあり、ユダヤ人に対して公式に謝罪すべきだと思う。恥というハノッホ氏の言葉を赤十字も重く受け止めるべきだ。
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