サプライズ

傷物語-こよみヴァンプ-のサプライズのレビュー・感想・評価

傷物語-こよみヴァンプ-(2024年製作の映画)
4.4
『おぬしにわしを助けさせてやろう』

脳天ぶち抜かれた。これまでの常識、天地がひっくり返るほどの衝撃度。こんなアニメがこの世にはあったのか。カットの合間に挟まれる黒幕と白字、現実と夢が混在したような世界、息苦しく重い空気感など、この映画の全てに驚かされ、心奪われた。ちょっと一旦待ってくれ、と劇中何度も思うほど、興奮が収まらない。

140分越えであることを身構えていた140分前。なのに、気付いたらエンドロール。あれ、夢を見ていたのかな。多彩なアニメーション技術が虜になり、これまで味わったことない高揚感に満たされる。この映画にPG12を付けた映倫はどう考えても狂ってる。R15は確定だろ。1回の対人戦で流れた血液量、史上最大。昨年公開された北野武の「首」より首がゴロゴロと転がり落ちる。色々とぶっ飛びまくってるのに、主人公の生き様には魅了され、ヒロインにはハートを盗まれ、最終的には泣きそうになるほど感情が爆発してしまった。何だこのアニメ。いくら語っても語り尽くせない。

2024-13
サプライズ

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