だい

ハッドのだいのレビュー・感想・評価

ハッド(1962年製作の映画)
2.3
親子の確執がテーマ~
とか書いてる人たくさんいるけど、

全然違う!
そういうのじゃない!


クズ人間に残されるものって何?
って、
そういうのを描いた映画よね。

結局、
「お前は自分のことしか考えていない」
「お前みたいなのが増えたからこの国はダメになった」
この2つの言葉が、
この映画の軸。


飲酒運転で兄を死なせたことを大して反省もしてないハッド。
甥の運転する車にわざと後ろから衝突してからかった末、いさ事故ったら「弁償しろ」というハッド。
口蹄疫を隠して牛を売ろうとするハッド。
人妻と不倫して、バレそうになったら甥のせいにするハッド。
実家のメイドを強姦するハッド。
父親を陥れて牧場の経営権を奪おうとするハッド。

クズ野郎の見本市!!!!!


昔ながらのウェスタンのろくでなしガンマンたちだったり、
キャグニーとかが演じたような20年代ギャングとかさ、
やつらもいいだけクズだったけど、

でも家族だけは大事にしてたんだよな。


自分が全てで、
誰一人も思いやれなかった男の末路。
だい

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