今から30年近く前、信濃デッサン館で「尿する裸僧」を観た時の衝撃は忘れられない。
その村山槐多がどのように描かれるのか、とても楽しみに映画館に足を運んだ。
印象に残ったのは、洞窟内での血のりに塗れ…
◎ Aghartaを求めて
村山槐多の第二の遺書から始まる。
槐多亡き後の世界、情報が蔓延る渋谷、若者たち、廃車の瓦礫の山
赤いガランスでほとばしるショッキングでエロスな世界観をなぞる。
一方でエ…
芸術の解釈はその人の自由だから作者が村山槐多から得た感想がこの映画なんでしょう。
だから、村山槐多の伝記とか、そういうものではありません。
槐多の作風からこのような映画になるのを私は割とスンナリ受け…
機材と青黒い光に囲まれた密室。ノイズを空にばら撒くブラウン管たちの砂嵐。頭を抑えて苦しむ電気椅子の洗脳。通行人たちの舌写真を単色高解像度。中央から広がる魚眼。双眼鏡で監視する黒い革。直立して下腹部か…
>>続きを読むかつて刊行されていた雑誌「日本版スターログ」のいつぞやの号で、日本の名だたる文豪による怪奇小説の紹介特集ページというのがあって、そこに掲載されていた一編が「悪魔の舌」だった。
小説の中の一部が抜粋さ…
火だるま槐多よ
大阪十三にある映画館「第七芸術劇場」にて鑑賞 2024年1月6日
パンフレット入手
村山槐多(かいた)(1896~1919)愛知県岡崎市うまれの夭逝(ようせい)の天才画家、詩人 22…
年明け一発目に見た映画。
監督や脚本家、俳優さんが好きな方にはいい映画なんだと思います。
ファンの方には申し訳ありませんが、私は監督も脚本家の方も知りません。私の好きな作家さんが宣伝していてこの映…
寿保監督作は時に睡魔との戦いになるが、本作もかなり戦いを強いられたがなんとか落ちずに見終えた。
村山槐多は、知らなかったけどガランス、インパクトある。上田市の残照館も訪ねてみたい。絵画だけでなく詩や…
1919年に22歳でスペイン風邪で亡くなった画家を、今の東京の若い人たちが追体験しようとしているのだと思うけど、映画として壮絶に失敗してしまっている。
なぜか槐多の絵に魅せられ街中でタブレット片手…
24-2-2
K's cinema
佐藤寿保+ヴィヴィアン佐藤トークショー付き。
佐藤寿保のデビュー作と最新作を同日に観られるという幸運。ラストなんかヒロインが画面越しにこっち睨み付けるなど共通点も…
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