ぬう太郎

火だるま槐多よのぬう太郎のネタバレレビュー・内容・結末

火だるま槐多よ(2023年製作の映画)
2.8

このレビューはネタバレを含みます

大正時代の画家詩人である村山槐田、その声が聞こえる主人公と予知、透視、念写、念動力の能力を持つ若者4人と呼応。パフォーマンスする姿と異端児扱いされ、実験台にされる施設からの開放・自律を描いたもの。
渋谷スクランブル交差点の昼間のインタビューシーンから始まるものの、全編通して暗い感じの映像とストーリー。見終わったあとすがすがしい気分には程遠いものだったが、実在する人物、その美術作品と詩を主軸にしながらもSF的な脚本内容は、大変興味深く思った。
佐野史郎ぐらいしか知られた俳優がいないアバンギャルドな映画ではあったが、派手なCGや効果音があるわけではなく、昔の8mm映画のようなどこか懐かしい感じのする作品に思った。加えてヒロインの佐藤里穂の演技と美しさが際立っていた。
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