だい

不意打ちのだいのネタバレレビュー・内容・結末

不意打ち(1964年製作の映画)
2.1

このレビューはネタバレを含みます

何って、
オリヴィア・デ・ハヴィランドです。


オリヴィアのデによるハヴィランドのための映画。
同じ人!!


ハヴィランド以外、
当時の時点で名のある俳優が誰一人出てない。
せいぜい「青いガーディニア」や「三人の妻への手紙」で脇役やってたアン・サザーンくらい。
後に名を上げるジェームズ・カーンもこれが実質デビュー作。

ハヴィランド一点勝負!!

他の俳優なんて飾りです。偉い人にはそれが(略
制作費めっちゃ安そう。



そんなハヴィランドですが。
相変わらず顔演技の神。

動きが少ないシチュエーションなので、
顔の演技力がよく活きる。

っていうか顔だけじゃなく、
ケージから降りる(落ちる)シーンとかやばい。
あれ本人やってるん?
だったら体当たりすぎ限度超えすぎ。
ハヴィランド様が骨折してまう…



そんなこんなでハヴィランドだけを楽しむ映画だからこそ、
シナリオもひたすら苦難・受難。

他が本気でクズ中のクズしか出てこなくて、
見てるとメンタルかなり削られる。

母さん、ぼくは出て行くことにしたよ!←わかる
母さんの過保護に耐えられないんだ!←わかる
金庫からお金半分持っていくね!←????
…息子が清々しい程のクズ!

アラートのベルが鳴ってても気にもしない街の人たちも含めて、
人間というものに絶望しかなくて後味がなぁ。



原題が、本来in the cageに成り得ないLadyだから味があって良いと思うのだけど、
邦題の「不意打ち」って何なんです??

目をぶっ刺したシーンしか不意打ち感ない。
どこのことを言ってるんだろ??
だい

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