コマミー

キャンディ・ケイン・レーンのコマミーのレビュー・感想・評価

3.5
【契約書】



[こんなクリスマス映画を観た2023🎄⑧]





1992年のコメディ映画「ブーメラン」の監督と主演コンビで贈るクリスマス・ファンタジー・コメディ。
"意地悪なエルフ"の"意地悪な契約書"にサインしたおかげで、家族や他の人を巻き込んでしまうほどのドタバタ劇を描いた作品だ。

エディ・マーフィー演じる一家の大黒柱の"クリス"は危機管理能力があまりにも低くて、性悪なエルフの誘いに乗っかった挙句、"契約書の内容"をよく見ずにサインしてしまうし、はっきり言ってイライラしてしまったが、"クリスマスへの情熱"や"家族への愛情"は誰よりも強くて、"職場を失った父親"としての葛藤が描かれてる作品だった。
そして、エルフが差し出した契約書は確かに内容が意地悪すぎるのだが、改めて契約書は"細かい所までちゃんと読む上"でサインするか否か考える必要があるなと感じた。結果、周りに迷惑をかける結果にもなるしね。

そしてクリスをいろいろ助ける"人形たち"…声優が日本でも人気のあるあの"音楽グループ"が担当していただなんて驚きだった。そしてその音楽グループもラストにちゃんと登場しているので、驚いた方も多いだろう。洋楽好きな人も本作を見る事をオススメする。
そして本作にもカッコいい"黒人サンタ"が、ジェットエンジンを搭載したソリで颯爽と登場し、クリスや家族を助けに来るところが良かった。
それに、クリスの"3人の子供たち"がみんな個性的で才能もあって頼もしいなと感じた。しかもこの家族、名前が"全員クリスマスに関連する名前"なので、この家族がクリスマスに誘われた家族なのだなと感じた。

ラストの展開とクリスのその後はスカッとしたし、素敵な終わり方であった。クリスマスのドタバタコメディとして非常に荒削りかもしれないが、不快にはならないし、スタイリッシュでクリスマスに子供たちと一緒に見るにはちょうどいい作品だ。

そして何よりも、人形たちが住んでいるクリスマスの"デコレーション・ハウス"は凄い憧れる!

エディ好きにもクリスマスに何かエキサイティングなものを見たいという方は、本作オススメです。
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