kinako

靴みがきのkinakoのレビュー・感想・評価

靴みがき(1946年製作の映画)
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靴みがきをしている親友二人が無実の罪で、刑務所に入れられる話。戦後間もなく作られた作品だけに、社会が混乱しており、孤児や児童労働が街中の至る所に見られる。捕まっても尚、告げ口はしないと誓ったが、やはり嵌められて白状する。弟達が刑務所に入れられるきっかけを作った兄が捕まっても同情はしないが、二人が気の毒。大人達に二人の関係を滅茶苦茶にされたまま、悲劇を迎える。理不尽なまま進行する話は、胸が潰れる思いで観ていた。生きるためには何でもしなければならなかったのは解るが、子供を餌にしてるから質が悪い。
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