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ブラックサンのクリームのレビュー・感想・評価

ブラックサン(2023年製作の映画)
3.6
実話を基にした「エクリプス」の前日譚。エクリプスでのシスターデスのお話です。修道院あるある的な怪奇現象等、不気味な雰囲気と謎解きで楽しめました。そして、最後まで観るとエクリプスと繋がってスッキリします。

1939年のスペイン、超常現象を起こし崇められた少女ナルシサが、 10年後、新米シスターとして、修道院に迎え入れられます。修道院長は、ナルシサに子供達に言語等の講義をする事、神に誓いを立てる事を要求します。ナルシサは部屋を与えられ、新しい生活が始まるのですが…。



ネタバレ↓



ナルシサの部屋には、手紙、ハサミ、シスター·ソコロの写真が入った箱があり、木の椅子が倒れたり、変な落書きに恐怖を覚えます。
更に目玉フリッターを食べる悪夢や、トイレに行った少女ローザが他の少女の髪をナルシサの部屋の箱の中にあったハサミで切ったと言う事件まで起きます。
ナルシサは、ローザに黒板に名前を書いて人々を呪う幽霊の話と、イネスが去った経緯を聞きます。
黒板に「ローザ」という名前が書かれ、部屋の落書きが段々絞首刑の絵になって行きます。 ナルシサはローザと一緒に絵を完成させます。 ローザはナルシサに、自分には魂が宿っていると告げて姿を消す。 その後、首を吊ったローザが発見されました。
ナルシサは修道院を出ます。日食を見た為か、トランス状態に陥り、目から血を流し失明しました。
そして、修道院内で過去に起きたソコロがレイプされ、出産し、その子供とソコロの存在を隠したい修道院長達が、ソコロの娘が病気になった時、医者に見せずソコロと引き離し事故で娘を死なせてしまった事、ソコロが自殺した事を知るのでした。
ナルシサはソコロの魂を解放します。黒板には「ジュリア」という名前が書かれ、修道院長とジュリアに復讐したソコロと娘の霊がバスルームで再会するのでした。
1991年3月20日、シスターデスと呼ばれるナルシサがベロニカ(エクリプスの主演)の教室を訪れるシーンで終わります。エプリクスと繋がりました。

心霊現象や古い修道院の雰囲気が良く、謎解きも楽しいので飽きずに観れました。蓋を開けてみれば、良くあるストーリーだけど、ラストにエクリプスに繋がるので、エクリプス観賞者としてはスカッと楽しめました。
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