このレビューはネタバレを含みます
バンドへの愛に溢れたドキュメンタリーです。
初めてPTPの音に触れた際の衝撃は今でも忘れられません。
この映画のオープニングを見た瞬間、その時の気持ちを強く思い出しました。
唯一無二の楽曲とパワーある演奏、圧倒的な歌唱力とカリスマ性、それでいてどこか儚さを感じる、Kの少年のような笑顔。
彼らが出会ったのは奇跡であり、必然だったのだろう。
この映画は、あるボーカリストを失ったバンドの物語であり、大切な友人を失った若者たちの青春の物語でもあります。
PTPを、Kを通じて彼らが得たものと、その先に見えた景色とは。
そして、この映画を観た人々が何を感じるのか。
まさに観る人がいてこそ、完成する映画だと思いました。
PTPを知らない方にもぜひこの映画を観て欲しいです。
そして、PTPに興味を持ってもらえたら、彼らの曲を聴いて、その歌詞の意味を知ってもらえたら嬉しいです。
この映画を観ることで、曲を聴き続けることで、PTPの物語はずっと続いていくのだと信じています。