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アメリカン・フィクションのJのネタバレレビュー・内容・結末

アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)
4.6

このレビューはネタバレを含みます

ストーリーも全体的な色味も問題提起も面白い!最高!もうタイトルが全て。

昨今の文学界の多様性ムーブにちょっと待てとメスを入れる。黒人はずっと感じてたんだろうけど、もう世界の価値観ってこれを出していい所まで来てるのかという印象。と言っても原作は2001年に発表されたものらしい。

売れない作家が面白半分で、黒人の典型的なイメージ(ラッパー、銃殺、ドラッグ、奴隷)を盛り込んだ作品を書いたら、アホな多様性オナニストの白人たちが「これがリアル!」「今こそ黒人は賞を与えられるべき!」と大ヒット。
結局黒人は、[白人のイメージしている黒人]の作品を書けてようやくヒットできる。白人はそれを多様性と評価し、黒人を奴隷にしてきた過去を取り消そうと免罪符のように扱う。結局まだまだ白人は上から目線で、無意識に黒人を奴隷のように扱っているのでした。あー恐ろしい。
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