大学教授で売れない純文学作家のモンクは、生徒への対応のミスで大学を強制休暇になる。黒人の消費文化にうんざりしてたモンクは、あえてステレオタイプの黒人を描いた小説を出版するが、予想外にもヒットしてしまう。
主人公モンクは自分以外の家族が皆、医者で家にはお手伝いさんもいる結構裕福な家庭。母は認知症気味で、いわゆる皆、私もか、が勝手に思ってる黒人家庭とはちょと違う。
モンクの家族をメインに進むがそこには人種とは関係ない普通の家庭のドラマが展開される。
ワンシーン、ワンカットずつ過剰なポリコレや人種差別に対する皮肉が効いていて、見ていて思わずニヤニヤしてしまう。何だろう。メタのメタみたいな感じでこの映画自体ステレオタイプなんじゃと考えてしまい観客が訳わからなくなるところまでが映画の醍醐味なのかな。とにかく面白い。ぜひおすすめ。
主人公の名前はジャズピアニストのセルニアス・モンクから。ということでBGMもジャズで心地良いです。
