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アメリカン・フィクションのsanyaaanのレビュー・感想・評価

アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)
4.2
【自分が書きたい小説と世間が求めている小説は違う件】680

《感想》
柔らかに人種差別を描いた作品。
作り方が穏やかで、柔らかい様でトゲのある作品でもある。
内容も分かり易いし、人種差別を題材の中では上位に来る作品。

LGBTQや認知症の事まで内容に盛り込み、
現代社会を映した作品とも言える。

こう言う映画を見てしまうと
アカデミー賞の審査も色んな色眼鏡で審査する人もいるのでは....?
と思う、そんな素直じゃない自分が恥ずかしい。

★日本人の見方
人種差別を題材にした映画。
日本人の私は楽しく観れていますが、
では
米国の黒人の方はどう映るのか?又同じく白人の方にはどの様に映るのか?気になる所。

★アカデミー賞
第96回アカデミー賞脚色賞
おめでとうございます🎊
よく出来た、納得の受賞です。

《物語》
「ウォッチメン」「グッド・プレイス」など人気ドラマの脚本家として活躍してきたコード・ジェファーソンが、パーシバル・エベレットの小説を原作に初メガホンをとった監督デビュー作。アカデミー賞の前哨戦として重要視されるカナダのトロント国際映画祭で最高賞にあたる観客賞を受賞して注目を集め、第96回アカデミー賞では作品賞ほか5部門にノミネートされ、脚色賞を受賞した。

作品に「黒人らしさが足りない」と評された黒人の小説家モンクが、半ばやけになって書いた冗談のようなステレオタイプな黒人小説がベストセラーとなり、思いがけないかたちで名声を得てしまう姿を通して、出版業界や黒人作家の作品の扱われ方を風刺的に描いたコメディドラマ。

ダニエル・クレイグ主演版「007」シリーズのフェリックス・ライター役などで知られるジェフリー・ライトが主演を務め、アカデミー主演男優賞にノミネート。共演のスターリング・K・ブラウンも助演男優賞にノミネートされた。そのほかの出演者は「ネクスト・ドリーム ふたりで叶える夢」のトレイシー・エリス・ロス、「アース・ママ」のエリカ・アレクサンダー、「バービー」のイッサ・レイ。
(以上「映画.com」より)

監督
コード・ジェファーソン
出演
ジェフリー・ライト
トレイシー・エリス・ロス
エリカ・アレクサンダー
イッサ・レイ
スターリング・K・ブラウン

《こんな話》
・人種差別
・小説家
・本人と小説内容のギャップ

《関連する映画》
・グリーンブック(人種差別)
・ムーンライト(アカデミー賞脚色賞)
・小説家を見つけたら(黒人小説家)
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