このレビューはネタバレを含みます
母親のアルツハイマー、家を守ってくれていた妹の急死、知らなかった親の一面、兄弟の関係とかすごく身近にあるリアルを描いているのに本に関することは現実離れして馬鹿馬鹿しく描かれていて、そのバランスが絶妙でテンポもよくて面白かった
正直黒人文化や今アメリカでの黒人のステレオタイプというものがあまり分かってないけれど、ステレオタイプの黒人を求める白人がアホに描かれすぎていて、他の場面でそのようなことをしているんではないがと自分の立ち居振る舞いを振り返ってしまう
メイナードとロレインの結婚式で「邪魔な訳ない、家族よ」ってクリフをハグするシーンがよかった
両親にゲイなことを隠してカモフラージュの結婚をしていた過去は孤独で疎外感感じるよね
現実は授賞式で何も言わずに帰ってくるし、コララインは電話くれないしだけど、映画化もする図太さと少しは良くなった家族との関係も手に入れてモンクの日常が続いていく終わり方がとてもよかった
