Nove

アメリカン・フィクションのNoveのレビュー・感想・評価

アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)
4.0
真実に迫るリアルな小説は、実体験がなければ語れない。
売れない小説家、大学で講義をしても学生から反発を受ける。
そんな風潮を嘲笑するために、敢えて書いていた小説が売れてしまう。
本当に書きたいものには、誰も振り向かない。
世間が望んでいるものを書くのが、ヒットメーカー。
そこに悩み、恋人との関係も危うくなる。
黒人問題、親の介護、LGBTQなど色んな課題を、敢えて逆の視線でコメディとして描いている。
劇中の小説、その映画化と現実が交差し、劇的展開へともってくるところは、映画としての面白さを存分に発揮している。
さすが、アカデミー脚色賞に値するフィクションである。
ちなみに恋人の車は、SUBARUです。
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