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アメリカン・フィクションのmemodesuのネタバレレビュー・内容・結末

アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

良かった。
コメディタッチにしてくれているから見やすい。根深い問題だが、うんざりしている感じの温度感なんだろうな、
活動家みたいなのや黒人問題をネタにしてまた金儲けする人たち、場合によってはそちらの側に黒人がいたりする
日本にいたら分からない温度感がめちゃ見えてきてよい。
「白人が求めてるのは真実じゃなくて免罪符だ」 
「ハンプトンで大ウケするはずだぜ」
そのテイストを求めてる 文化として
raw ,real
意識高い系の青推しの白人がとことん間抜けに描かれてる 
これで成立してるんだから不思議な国アメリカ

モンク はセロニアスからだね

パソロジーでなく パフォロジー 
英語の言葉遊びが分かると楽しく見れるんだろうな
「ステレオタイプな黒人」

本当は「黒人だから」て枠組みで見て欲しくない、本人たちは、
多様性を声高にしてるのは差別してきた側の勝手な言い訳 

合間に入る田舎町の美しい風景印象的で映画の見心地をよくしてる

彼らはプール付きのビーチハウス、そこそこリッチな家系、もう1人の黒人作家もそう。
金があるかないか、リテラシーがあるかないか、結局そこにも分断があるのかも

ゲイは普通にいるよね、でも黒人でもお父さんは許さなかっただろう、という話は本質的だ、自分と違う考え方や種族に対する嫌悪感

ラストの映画プロデューサーのアジア人軽視はこないだのアカデミーのロバートダウニーもやってたし、(目合わせないとか完璧に)主人公はモラルを語らせたくないとか曖昧なまま我慢しているサイレンスマジョリティが描かれてる。
メタフィクションみたいな作りも良いけど三重じゃなくても良かったかも
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