文句なしに面白いんだけど、黒人に対するステレオタイプがテーマの作品は既に名作がたくさんあるので、個人的にはこの作品に対して力を入れて観ることができなかった。
当然、「人種とステレオタイプ」というテーマ自体は人類が存続する限り永遠に提起され続けない問題であることは理解している。
問題がなくならない限り提起は止まないのも全く事実。
もし自分が米国に住むアジア人であったら、アジア人はそもそも問題の俎上にも載せられないのでは?とか考えてしまうのだろうか。流石にルサンチマンが過ぎるだろうか?
何はともあれ、未来の世界は「多数派」とか「少数派」という言葉が死語になっていてほしいと素朴に願う。