KoheiOkutani

アメリカン・フィクションのKoheiOkutaniのネタバレレビュー・内容・結末

アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

アマプラのおすすめで見つけて鑑賞。

ストーリーは軽快で、黒人ならではの小ネタも挟みながら特にだれる感じもなく進んでいく。

近年の人種問題の解決が形骸化していないか、という問いかけ。
黒人を受け入れる際に、受け入れる姿勢を見せながら白人視点で「これが黒人」というものを押し付けていないか? 
以前からあるテーマではあるが、「バービー」で描かれた世間の言う「女性が進出できる社会」とあわせ、アメリカの抱く問題のひとつであろう。

近年のLGBTに関しても、相互理解を通り越して「押し付け」がましくなるのがアメリカであり、いつの時代も行き過ぎる国だよなぁと思わせてくれる。

映画としてはストレートに議題を投げかけながらも、ギャグを交えていい意味で軽く進めてくれるので観やすかった。
ラストシーンの枠構造までひねくれた見せ方だが、あくまでエンタメ映画として作り上げられた一本。
KoheiOkutani

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