「今大事なのは黒人の声に耳を傾けること」
あまりにも皮肉に満ちた傑作ブラックコメディ。文学に精通した黒人小説家がいかにも大衆が好みそうな小説をテキトーに書く。思いもよらぬ形で話題になる風刺×風刺の多…
ストーリーも終わり方も皮肉が効いてた。
偏見の上に成り立つエンタメや流行や、その中での役割。
世の中進化しているようで、テンプレートが存在し続けてる。そのテンプレの当事者たちの気持ちって…?
考えさ…
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面白かった。
自分は全然違うのに、みんなの押し付けるスティグマに合わせてステレオタイプに寄せるっていうジョーク。いろんな映画でちょこちょこ見かけるけど、これはそれを、集めてぎゅ~ってまとめた感じ。…
結局は酔えればいいんだ
君の本は青だった
上質で複雑な味わい。
だが売れるのは気軽に楽しめる本だ。
君は今回初めて赤の本を書いた。
シンプルで卑猥で文学的ではないが
欲求を満たす。
価値ある本だ。
…
差別の構造について、黒人社会の内と外はもちろん、内部にある貧富の差、よりマイナーな差別意識までも階層化し、作家という語り手の特権性を駆使することで、コメディとして俯瞰を提示する。現代のセンシティブな…
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外野から見る分にはシニカルでめちゃくちゃ面白かったけど、当人からしたら苦笑いするものなのかね。
無自覚に黒人へのステレオタイプを押し付ける白人をとことん馬鹿にしたこの映画がアカデミー脚色を取るのは、…