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異人たちのneokamakiriのネタバレレビュー・内容・結末

異人たち(2023年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

原作や大林版を観ていないせいか、キャッチアップするのに少し時間がかかる。親と会った後のハリーのセリフで、ようやくそのタイプかと理解。その場合、シックスセンスオチまで数パターンを想像するが、レストラン店員の指摘でオチが確定し、読み通りの展開。ただそれならなぜ、両親はハリーのことを薦めたのか?

またLGBTQ要素があると知らなかったが、残念ながら得意でなく、惹かれるものが少ない。特に12歳の子と死に別れた親なら、もっと感情豊かに邂逅を喜ぶと思うし、性的嗜好の話にここまで引っ張られすぎないのでは?と思うと、あまり共感ができない。さらに薬の表現が何度も出るが、それでは正直なんでもアリになってしまうのは、もったいない。(明らかにそれを表現する)電車だけでよかったのでは。

静かで繊細な孤独の雰囲気自体は悪くないが、この評価。
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