しげ064

異人たちのしげ064のレビュー・感想・評価

異人たち(2023年製作の映画)
4.0
2024036「異人たち」
30年以上昔の山田太一原作の「異人たちとの夏」の現代版
同性愛のアイデンティティへの葛藤を抱え生きていく男の、自身の人生とパートナー、尊厳について問いかけるストーリー

リリ◯は家族の物語と記述してましたが、フィルターはともに生きていくかけがえのない存在、失った家族の向こうにある…一緒に生きていく、一緒に生きていきたいと願うことができる希望のような光る存在のことだと思いました。

そこがこの作品のキモやし、原作のノルタルジックな家族(鶴太郎と秋吉久美子)とは違うスタンスのことか。

静かな映画でしたが、いい作品でした。
もう一度、風間杜夫の「いやだ!いやだ!」が観たくなりました。
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