白パン

異人たちの白パンのレビュー・感想・評価

異人たち(2023年製作の映画)
4.7
「異人であることが重要なことか?」

好きな作家は誰かと聞かれたとすれば、真っ先に山田太一のを挙げる

山田氏いえば、ふぞろいの林檎たち、岸辺のアルバムといったドラマの脚本家として知られていますが、私にとっての出会いは書籍からでした

大好きな『異人たちとの夏』
何度も読んでいて、内容は知っているので、あえてこの映画の前情報は入れずに(めちゃくちゃ我慢しました笑)母を連れて観に行きましたが、結末を知っているので、コンビニで彼に声をかけられ、タバコを断るシーンでもう涙が…


親から子への想い、子から親への想い、家族の繋がり、自分ではない誰かを愛する気持ち、もう本当に今思い出しても泣いてしまうくらい、大切な人が存在していること、いたことの尊さを感じることのできる映画でした

必死に涙を止めようと我慢した結果、息をするのが苦しくなってしまうほど、泣いてしまいました笑

ポールも良かったけど、やっぱりアダムの演技が本当に素晴らしかった、ポールの前にいる時の顔と家族の前での顔、同じ笑顔でも、ちょっと違うのがすごい…!演技とは思えないほど彼のセリフは本物でした

ペットショップボーイズの音楽もとてもとても良かった…お母さんがとても可愛かったです🎄

人との出逢いと自分の周りにいる全ての人たちを大切にしたいと思える映画でした

「異人であることが重要なことか?」
この監督の意図も素晴らしいと思いました


🎞️
上記にある様に、本当に前情報なしで行ったので彼女が彼になっているとは知らず…(ポスター見ればわかりますが…お父さんだと思ったのです笑、馬鹿すぎる笑)母の手前、緊張しましたが、母もとても素敵な映画だったと、、母も日本版を観ているので誘って良かった笑
ペットショップボーイズの曲だよというのも母から教えてもらいました

ハリー役のポール・メスカルが28歳というのが衝撃的すぎて…もっとお兄さんだと思っていたのに、私とあまり歳が変わらない…😅

お父さんのジェイミー・ベルってニンフォマニアックのKだったの今知ったんだけど全然気づかなかった!めちゃくちゃ笑ってる笑笑
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