ふづち

異人たちのふづちのレビュー・感想・評価

異人たち(2023年製作の映画)
2.0
●異人たち(2023年イギリス/アメリカ。アンドリュー・スコット)

【レビュー】
原作は山田太一さんの『異人たちとの夏』。
どうしてもその小説の映画化作品というと大林監督の『異人たちとの夏』なんだよねえ。
大林宣彦ファンとしては譲ることはできない訳で。

ロンドンや英国の田舎町では郷愁を感じることはできず。
やっぱりキャッチボールをやったり,アイスクリームを作ったり,今半で牛鍋を食べたりせねば。
それになぜか設定がゲイ。
そこもどうしても名取裕子の怖いまでの美しさと比較してしまう。

ある意味かわいそうな映画。
大林版を観ていなければいいのかもしれんのだが。

ただ。
ジェイミー・ベルはスゴい。
彼のアダムへの語りかけのシーンだけは泣けた。
(あんた,この間バレエしてたでしょ?というのも遠い昔)

【あらすじ】
ロンドンのタワーマンションに暮らす40代の独身男性・アダム。
12歳の時に交通事故で両親を亡くして以来,孤独な人生を送っていた。
脚本家の彼は現在,両親との思い出をもとにした脚本を執筆していた。
そのために,両親と幼少期を過ごした郊外の家を訪ねた彼は,30年前に他界した当時と変わらぬ姿の父と母と再会する……。

https://www.youtube.com/watch?v=bM-DfKTOu_c
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