このレビューはネタバレを含みます
号泣した。
『荒野にて』が大好きだった。今作も大好きだった。
夢なのか現実なのか分からない不思議な世界観。なんだか少し怖かった。でもすごく良かった。
アダムとハリー、どちらも孤独。寂しい。本当に寂しいよね…。
死んだはずの両親とアダムの会話が切ない。
ゲイであることを打ち明けたらどんな反応をするだろうか。自分はどんな言葉をかけて欲しいだろうか。2人が生きていたら今までにどんな思い出を作ることができただろうか。あの日自分も一緒に車に乗っていたら…。
アダムはそんな思いをずっと抱えて生きてきた。あまりにも辛い。
ラストで心をズタボロにされた。今思い出しても泣けてくる。
どうすれば良かったんだろうな…。って思ってしまう。
ハリーが話していた自分と家族との関係性。疎外感。
「自分の親は?誰も自分を見つけてくれない」
悲しすぎてもう無理だった。
両親と一緒にいる時のアダムは子供らしい表情をしていた気がする。
ハリーと一緒にいる時とは違う。
アンドリュー・スコット凄い…。
映像がとても綺麗だった。光が綺麗。
音楽も好き。