Nove

異人たちのNoveのレビュー・感想・評価

異人たち(2023年製作の映画)
3.6
いくつになっても子どもは、幼少期の親への想いは変わらない。
そして、親はいつまでも子どものことが気にかかる。
山田太一原作、大林宣彦監督の『異人たちの夏』からは長い年月が流れたが、その気持ちは変らない。
楽しいはずの時間だが、どこか寂しく、悲しみが滲み出る。
生と死の間に、想いが通じる時があれば、その瞬間に寄り添いたい。
都会で暮らす人たちは、誰もが皆、異人たちである。
ロンドンの街には、そんな不思議な雰囲気を醸し出す霧が漂っている。
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