うなぎネコ

異人たちのうなぎネコのレビュー・感想・評価

異人たち(2023年製作の映画)
3.8
原作・邦画、未履修です。

リメイクとは思えない位、めちゃめちゃ「現代の」
「イギリス(ロンドン)の」お話になってた。
個人的な状況も相まって、水分が枯渇するほど泣いた…。
自分にとってのノスタルジーは、恐らく邦画よりコッチだから
Mike OldfieldのMoonlight Shadowとか流れたら、危うく即死だった。

ネタバレ気を付けるけど、要注意↓↓
コレ「All of they are …」という事…!?(震)
それとも、広義の「Strangers」に俺たちみんな含まれるよね、的な?


「雨月物語」のある日本人は、何も違和感なくこの話を受け入れられますが(むしろ元々日本製)この感覚、イギリスでもビックリするくらい共感されます。
フランスでは笑い飛ばされる。
もちろん個人差あるけど、基本的にイギリスは目に見えない物を愛してる。
日本と同じですね。

原作は性的マイノリティとか関係ないと思うけど
ほぼ同世代なので、特にイギリスの同性愛者が
ガチで普通(マイノリティでもない)な現代と、ちょっと昔の「=不治の病」だった状況を知ってるので
比較を描くにはピッタリな話だな~と思った。
設定全然ちがうなら、リメイクって言わなくていいと思うけど。
(クラブのシーン演出はドランに軍配)

アンスコは「SHRLOCK」からの古参ファンで、昔ロンドンで一人芝居観た。車座で。(自慢)
あのまんま、おだやかで繊細で何か抱えてる系の人です。
イギリスは「当事者と言えば」な俳優がいっぱいいるねー。(ベン・ウィショーとかね)
ロンドン郊外、昔ステイしてた街並みにめっちゃ似てた。
家の中や両親が、めっちゃ80年代の実家だった(涙)←生きてる
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