takun

異人たちのtakunのレビュー・感想・評価

異人たち(2023年製作の映画)
-
よかった! 

主人公のアダムでいえば、「ゲイだから」とか、「家族と死別したから」になると思うけど、自らが孤独であると感じる要因は人それぞれあって、でも今この瞬間に自らを襲う孤独は「〜だから寂しい」というものではなく、それらを包括した、でもそれらとは確実に隔った茫茫たる寂しさだと思った。それは例えば静けさに似ていて、誤魔化すことはできても、常に側にあるものなので、やっぱり誰かと共有して生きていくしかない。

ポールメスカルは全身の体毛すら死を漂わせていてせつない/火災のベルで逃げないのもせつない/「自分もいじめていたと思う」と言える父は強い/水滴の音は死のアトリビュート/ブラーコーチェラで全然盛り上がってなかったけどすごくよかった
takun

takun