映画とはなんぞや。
ゴダールによる商業映画に対するアンチテーゼ。
フリッツ・ラングに語らせるセリフが深い。
第三者からすると取るに足りない事柄でも当事者には決定的事項となり得る。
劇中と劇中劇と、そしてゴダールのリアルのリンク。
風光明媚なカプリ島と完璧と言いたくなる見事なカーヴァーボディのBBが惜しげもなく肢体を露わにする。そしてジョルジュ・ドルリューの音楽。
哀しくも美しい悲劇。
ジャック・ロジエのパパラッツィやバルドー/ゴダールを観た後では作品の見方が変わります。
神が人間を作ったのではない
人間が神を作ったのだ