このレビューはネタバレを含みます
美しい風景を背に、愛の非対称性、ハリウッドへ傾倒していく映画文化への疑問などを投げかけたゴダールの長編6作目
ホメロスのオデュッセイアが作品内作品として用いられ、いきなり俳優をカメラで撮っているメタ的な演出から始まる。
本人役で登場しているラングのセリフが容赦なく心を刺してくる。
家でのシーンは少々長いような気もするが、長尺のセリフ回しなどは本当にすごい。
衣服?タオル?は色付きのものを投げつけていたけど何か意味があるのだろうか
個人的にはジェレミーがお皿を円盤投げして、「ギリシャ文化を会得したな」っていじられるシーンが好き