好きだとか好きじゃないとか、愛しているともう愛していないとかそういう話が個人的にあまり得意ではないのでその点だけだとゴダールもあまり得意ではないが、編集のテンポの面白さで気持ちよく観られた、プロデューサーの赤い車がスタジオの前に停まり、カミーユを乗せて走り出すリズムと次のショットに行くタイミングが好きだった
当時は求められていたんだろうが、女の裸を耽美的に消費的に撮る感じ、2024年に観ると作品への熱がグッと冷めてしまうなと思った
追伸 :ギリシャ文化を体得したプロデューサーがフィルムの缶を円盤投げみたいに投げるシーンが好き、怒りに任せたらあの投げ方にならんやろ、ちょっと楽しんでる
追伸2:ポールが作家のくせに両手の人差し指だけでタイプを打つシーン、現代で言うと蛙化現象の一つにはいる気がする、カミーユが本当に軽蔑したのはあれかもしれない(そんなわけない)
追伸3:同じ日の日中に濱口竜介『悪は存在しない』を観ていたのだが、音楽の使われ方(象徴的な音楽が反復する)がとても似ている気がした