このレビューはネタバレを含みます
町の葬儀屋が大企業を相手にした訴訟を描いた実録ドラマ。
葬儀屋を営むジェレマイアが経営が悪化した事業を売却して家族に金を残そうとするが、売却先の大企業のローウェンに騙されてしまう。
彼は成り上がり弁護士のウィリーに目をつけるが、契約法が専門ではないウィリーに難色を示されるも、勝ったら有名になれるって口車に乗せて、弁護を引き受けてもらえることになる。
黒人が多い比較的貧しい地区での訴訟ということで、陪審員がみんなそっち寄りってのがキーで、
最初から嫌な感じで出てくるジェリーの白人弁護士が証人になったときに、祖父がKKKということがわかって負け戦感が漂い諦めムードになったりするの見応えあったな。
勝利の立役者は若手弁護士のハルで、正直彼がいなかったら、ウィリーも弁護を引き受けなかったし、逆転の手掛かりも掴めなかったっていう。
ジェイミー・フォックスとトミー・リー・ジョーンズという2枚看板で話が進行するんだけど、演技派の2人がともに見せ場があって震える。
嫌な感じで登場して足を引っ張るジェリーの顧問弁護士役に、「メディア王」でも好感度底辺の白人富裕層を好演しているアラン・ラックというのもわかってるなぁ。