さくらんぼ

眠りの地のさくらんぼのレビュー・感想・評価

眠りの地(2023年製作の映画)
3.9
ミシシッピの片田舎にある、経営難の小さな葬儀社をいくつも営んでいるジェレマイア😅(トミー・リー・ジョーンズ)。子供が13人もいて何とか会社や財をその子供たちに譲りたいと考えている。

しかし、会社が傾く中、カナダの大手葬儀会社のローウェン・グループから買収を持ち掛けられ、合意するも一転破滅の道へ。
ジェレマイアは、ローウェンを契約違反で訴えることに決め、成り上がって乗りに乗っている弁護士ゲイリー(ジェイミー・フォックス)に訴訟を依頼する。

すっかりおじいちゃんになって眼光の鋭さがなくなったトミー・リー・ジョーンズとジェイミー・フォックスの演技が見どころ。作品の根底にあるのは黒人・貧困層への差別、根深い人種差別問題。白人の依頼に拒否反応を示すゲイリーが、人種関係なく実直な人柄のジェレマイアの人柄に絆されていく姿が素敵だった。

「結局あなたは彼の人柄が好きなのよ」とアドバイスしたゲイリーの妻も素敵。

法廷ものにハズレなし!
さくらんぼ

さくらんぼ