リバイバル上映で初鑑賞。
小さい頃TVCMでクレームブリュレの焦げをスプーンの腹でパリパリ叩いてたのが印象に残っていた。
いざ実際観てみると結構開けっぴろげに性的なカットが盛り込まれてて温度差…笑
とりあえず何かあっても「フランス映画だから」で脳内処理してたのでオールオッケー。
とにかく色味と画力がエグい。どのシーンも絵画のような美しさ。
基本的にはお人好し主人公がその性格故に色々と図る「作戦」による人間模様が描かれる、コメディ…とまでは行かないけどユルいヒューマンドラマなんだが、不思議とどこかノワール感を感じた。
フランス、ひいてはヨーロピアンな映画独特の空気感なのかな…。
そういえばあの時代はダイアナ妃が亡くなったすぐの頃か。
まさかそのニュースがきっかけであんな旅路と出会いが連鎖するなんて、これぞ映画って感じのきっかけよね。
日常の中の劇的瞬間を日常の中で描かれる美しさや気品を感じた。