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ナックルガールのハルのレビュー・感想・評価

ナックルガール(2023年製作の映画)
3.6
東京国際映画祭2023にて。
韓国人監督と日本キャストのコラボレーション作品。
ジャパニーズノワールな香りムンムンの一本。
連絡のつかなかった妹の死体が発見されたとの連絡を受け、立ち会った姉の欄。
しかし、死体が別人だということに気付き、独自に捜査を続けた結果、闇の組織に辿り着き…というよくあるお話。

Amazon Studios制作ということでバジェットもかなり積まれているのかな?
セットは豪華だし、内容も決して悪くはない。
特に主演の三吉彩花が輝いていた。
長身から繰り出されるアクションは鋭く、見栄えもGOOD。
手足が長いのはそれだけで武器。
この作品のため、身体作りに半年を費やし、トレーニングを重ねたとの事。
その成果はしっかり出ていたように思う。
モデルとしての認識しかなかったけど、これだけ動けるならアクション方面に絞れば需要は増えていきそう。
女優で動ける人が海外に比べ圧倒的に少ないからこそ、貴重な人材ではないかな。

また、悪の組織側には伊藤英明や窪塚洋介が登場。
ちょっとひ弱なボスと武闘派サイコパスのコンビは見応えあり。
特に伊藤英明は風来坊な様相と相まってオーラを感じられた。
彼はガタイもいいし、イカれた感じで暴れさせるとずば抜けた存在感を発揮するね!

トータル的にアクション面は奮闘していて、流れがやや単調とはいえ及第点な仕上がり。
配信作品なので気軽に見られるのもNICE。
女性のアクション/復讐モノを見たい時に手を伸ばしてみるのはありかな。

〜舞台挨拶〜
三吉彩花、窪塚洋介、前田公輝が登壇。
それぞれ華やかだったが『IWGP』世代としては、窪塚洋介に目が釘付け。
超絶カッコよかった。
半分くらい何を言ってるかわからない感じだったけれど…
G-Boysの『キング』だし、それもなんか彼らしくて似合っていた!
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