無差別イイネは咒殺

恐解釈 花咲か爺さんの無差別イイネは咒殺のレビュー・感想・評価

恐解釈 花咲か爺さん(2023年製作の映画)
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こういう倫理観が吹き飛んだ映画を作ろうとしてくれるだけで感謝なので、もう何も言うことはありません。ありがとう。
ギニーピッグ、オールナイトロング、極道戦国志不動・・・90年代のよくわかんないオリジナルビデオ残酷地獄を今一度復活させよう。血肉の華ってギニピ2?

森羅万象演ずるモラハラ親父殺人鬼という組み合わせが妙で、この快楽殺人じゃない感じがなんかリアルで怖い。
話自体は完全にぶっ飛んでるのだが、モラハラのよく分からない詰め方が妙なリアリティがあって、それが作品全体で奇妙なバランスを保っている。
人が死なないだけでこういう家あるよなー。

浦崎恭平監督は10年くらい前の学生残酷映画祭で『温かい食卓』で会場を沸かせてた。あの死体だらけの河原の画ヂカラは、今作でも終盤発揮される。家を舞台にしたナンセンスギャグ映画だった記憶だが、今思えば今作と近いとこもあったのかな。校内をバイクで走るシーンまた観たいな、オソレゾーンさん!

そしてこういう映画をシネコンで流してくれるムービルさん。。ありがとう。。
また観に来ます。。