幽斎

悪魔のエンジェルの幽斎のレビュー・感想・評価

悪魔のエンジェル(2017年製作の映画)
3.0
C級スリラーをレビューする、Scavenger第56界。原題「Angel」正真正銘のアメリカ映画だけど意味分ってんのかねホントに(笑)。AmazonPrimeで299円鑑賞。

アマプラ謎映画では平均的な2018年製作のアメリカ映画。Amazonの表記は頑なに2023で、オレオレ詐欺も顔負けの厚顔無恥。内容はFilmarksに微に入り細に入り書かれてるのでショートカットするが、レビューを書いてる時点で4件しかないのは、バカらしくて書かないのか作品に辿り着けない証か、写経をする様な心の広さも必須かも。

原題「Angel」日本ではパブロフの犬の様に速攻で「天使」と答えるが、何が影響してソウなのかアラサーの私には解らない。私はEXクリスチャンですがAngelはキリスト教では聖典に登場する神の使い、伝達人と言うのが正しい。もう一つはアメリカ英語で「可愛い」意味も有るが、アメリカでは日本の様にカワイイと言う単語は連発しない。逆に失礼に当たるケースも多いので映画のシーンの様な使い方は余りヤラない。

Angelと言うタイトルは星の数ほど有るので、自ら出来の悪さに検索され無い様に単語にした、と言うのはスリラー専門の私のゲスの勘ぐりか?。Tory Jones監督は地下映画専門らしく、本作が日本初見山だがソレも納得の出来。配給が安定と絶望の「itn distribution」監督の自主製作でノンレーティング。スカベンジャーでご紹介するのは最低限の礼節を弁えた作品を選んでるが、アメリカでこの手の映画を「Insignificant」インシグニフィカント、取るに足らない=時間のムダと言う。

何をヤッてるのかサッパリ分らない、と言う訳では無く雰囲気は断崖絶壁の八方塞がりな絶望感に見舞われるが、ストーリーは支離滅裂では無いので「チョッと何言ってるか分らない」サンドイッチマンの富澤には為らない。単純に話が面白くないだけ、小締まりと纏まったダメ映画ならもっと突き抜けて欲しかったと言う無いモノ強請りのループ。例えると牛乳を注文した筈なのに、出されたのはクリープを薄めた飲み物とか(笑)。

アメリカに住むスリラー愛好家の友人の情報でナルホドと思ったのは、本作には元ネタが有りローカルの映画館で実績作りに劇場公開した時にパクリ疑惑が発生。ソレは本作より2年前に創られた「Don't Fuck in the Woods」森の中でファックしないでください。素晴らしい事にFilmarksにも登録が有るが当然誰も観てない。元ネタよりマシらしいが「お前見たのかよ!」逆に尊敬された。ジャンル的にはミステリー寄りのホラー、我こそはと言う強者はお試しアレ!。だからこそ、此処まで読んで気付いたと思うが作品の感想は抽象的に留めて置いた。

上映時間97分の中身はダイソーのキッチンペーパー並みに薄いので、暇潰しに為るかも。
幽斎

幽斎