原作が藤沢周平の清左衛門series第6作目作品です。
三屋清左衛門はある日、墓地に向かう葬列にひとりの百姓が割って入り暴挙に出るのを目にした・・その百姓は20年前に清左衛門の前で藩主へ直訴に及び武士を辞めた赤松東兵衛だった。
その葬列の亡骸は大関助大夫の養子となっている赤松の実子であり、数日前に城内で起きた刃傷沙汰で斬殺されていたのだった。
事件が不自然な形で片付けられようとしている事を不審に思った清左衛門は20年前の一件との関わりを調べようと動き出すのだった。
実父そして養父とがひとつの事件に真正面から関わりだす・・葛藤を抱えながらも事件解決に奔走する清左衛門の活躍を描く作品です。
