ノラネコの呑んで観るシネマ

サンクスギビングのノラネコの呑んで観るシネマのレビュー・感想・評価

サンクスギビング(2023年製作の映画)
4.1
今年の映画納めは、頭悪いスラッシャーホラーw
映画「グラインドハウス」に出てきたウソ予告をイーライ・ロスが映画化。
マサチューセッツ州プリマスで、サンクスギビング明けのブラックフライデーのセールで暴動が発生し、多くの人が死ぬ。
ところが一年後、事件に関わった人々が次々と殺され、若者たちは謎の人物が投稿したディナーのインスタ写真に、自分たちがタグ付けされていることに気付く。
プリマスはサンクスギビング発祥の地で、清教徒の伝統がブラックフライデーみたいな現代の物欲イベントにかき消されていることが背景にあったり、シニカルにタイトルに引っ掛けて来てる。
スラッシャーホラーとしては出来はいいけどごく普通の作りで、殺しの手法があんまサンクスギビング関係ないのはちょいと期待外れ。
まあ終盤に、かなりキツいのが一発来るけど。
そもそも、犯人の殺人プライオリティがよく分からないんだよな。
あの太ったおばさん殺すなら、もう一台のカートの人も殺さなきゃだめじゃん?
主人公の女の子はなかなか可愛いし、このジャンルのツボを押さえた堅実な作りで、何も考えずに観るのが正解。
エンドクレジット後にオマケ(?)あり。