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サンクスギビングのせっのレビュー・感想・評価

サンクスギビング(2023年製作の映画)
3.8

アメリカのイオン的なショッピングセンターのブラックフライデーセールの日、暴徒と化した群衆による死亡事故が発生。その一年後、事故に関わった人間が殺人鬼によって次々に殺されていく話。

殺人鬼による殺人はまぁなかなかグロいし容赦は無いんだけど、冒頭の群衆によって殺されたり怪我した人たちの方がリアルで嫌だった〜明らかに人に殺されてはいるけど、明確な悪人がいないし、殺した人も殺された人も誰もよくわかってない状況。梨泰院の事故もあったし、普通に身近にあれで死ぬ可能性無きにしも非ずだからな〜

ショッピングモールにゾンビのように取り憑かれた人を皮肉ったジョージ・A・ロメロの『ゾンビ』オマージュをリアルな人で再現してるのが良かった。

そして、劇中ずっと匂わされて使うのか使わないのかという銃をちゃんと撃つのが唯一まぁ主人公の少女なんだが、撃つまでの流れがめっちゃ綺麗だった(笑)弾が全部転がってった→冷静に母親の形見のネックレス(?)を代用する→入れる前にキスする→素人でも絶対に当たるデカイアヒルちゃんを撃つ→爆発、っていう流れね。女の子が銃を撃つのに無理のない展開だった。

あと、ティーンネイジャーの描写が割と良かった。いかにもクラスの一軍ですっていう生意気な感じと、でも普通にちゃんと仲良くはあるんだろうなって言う絶妙な感じが良かった(笑)
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