きき

エイリアン3のききのレビュー・感想・評価

エイリアン3(1992年製作の映画)
2.6
dTV配信終了間近順あ行13本目。
『エイリアン』シリーズ3作目、『セブン』のデヴィッド・フィンチャーが監督デビューを飾る。

前作で無事惑星を脱出したリプリー(シガニー・ウィーバー)たちだったが、船は事故が起き、別の惑星へと不時着してしまう。
助かったはずのメンバーはリプリーを残して全員死亡し、彼女は途方に暮れる。
その惑星は囚人たちが戒律の元、船の製造作業を行いながら生活していたが、女性がきたことで秩序が乱れかける。
リプリーは自身の乗っていた船の様子を探り、エイリアンがいたことに気付くと共に、自信の異変を感じる。

というお話。

え、もう、とりあえず、何なの?

っていうのが第一声だと思う…だって前作でジェームズ・キャメロンが希望ある終わり方にしてくれたのに、何でこんな絶望からスタートするんだよ( ⊙‿⊙)って。

ショックすぎるでしょうよ…
流石だな…わたし監督全然詳しくないんだけど、きっとこういうところがフィンチャー作品なんだろうね…
しかし、それにしてもデビュー作でここまで前作の雰囲気ブッ壊して始めるの凄いな、とある意味感心。

さて、今回は最強女戦士リプリーが要塞にて一人奮闘するお話。
前二作がそれぞれ違う要素の作品だったから、3作目も違う毛色にしようという試みかな。

なので、1から2と時代が変わったこともあり、武器も増えてアクション要素が強まっていたけど、今回は閉鎖的空間で時代に取り残された場所であり、今までよりも時が経ってる割にほぼ武器もなく、頭脳戦も多め。

ただ、エイリアンのビジュアルがCGになって、人を食べるエイリアンになったのが大きな違いだと思う。

個人的には前二作が秀逸過ぎて、本作は始まり方といい、終わり方といい…作らなくても良かったんじゃないかなぁ、と⍨⃝

割と意外な人が死んだり、以前よりグロテスクな描写が増えたりと、雰囲気を変えてきてはいるけど、エイリアンさえ出てきちゃえばいくらでも作れるもんね、な典型的続編という印象。

それに、犬(や動物)が可哀想な目に遭う映画はしんどいから嫌(´°ω°`)

あ、シガニー・ウィーバーの坊主は素敵でした!
似合ってるからすごいな!

記録 : 2021年41本目。
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