トランスマスター

エイリアン3のトランスマスターのレビュー・感想・評価

エイリアン3(1992年製作の映画)
2.0
#39 エイリアン・マラソン疲れ。

デヴィッド・フィンチャー初監督作品
リプリー一行を乗せた救命艇が刑務所惑星に不時着。救命艇に潜んでいたエリリアンにリプリー以外のクルーは殺害され刑務所惑星に女性一人になるリプリー。衛生上の問題から坊主頭になり丸腰で受刑者のクリスチャンと共にエイリアンからの襲撃に対峙するストーリーです。

◆良い点/注目ポイント
・今までハリウッド映画にありがちな問題解決後の即席カップル誕生を避けてきたシリーズ。しかし57年ぶりのご無沙汰を終わらせたのは若いチャールズ・ダンス!『ラニスターは借りを返す。』
・施設の設備がアナログではなくなり時代を感じなくなりました。CGの登場によりエイリアンのスピード感が増したところがマンネリを防いでいます。
・リプリーの坊主頭は【ドリフの雷パーマ】より清潔感があって色っぽかったです。

◆改善点
・囚人達がみんなでリプリーに襲い掛かかってくる厄介な状況下でエイリアンも襲い掛かってくる設定のほうがピンチがより表現できます。

◆総括
・エイリアンがリプリーを見逃した伏線回収は良かったのですが、ラストのシーンは今までの冷凍睡眠で始まり冷凍睡眠で終わる映画監督リレーの法則が踏襲されておらず続編へのつなぎ方がとても気になる終わり方でした。

-2020年 39本目-