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フィシスの波文のminaのレビュー・感想・評価

フィシスの波文(2023年製作の映画)
3.6
とても満たされる。
不思議な音が紡ぐ静かなドキュメンタリー。

連続する文様が生み出す規則性が、何故か安心感のようなものを感じさせる。
永遠に続く柔らかい波のような。
イタリアの教会の床石、ミナの布地、連続移動して組み上がるパーツも。

唐長との出会いは30年位前になる。
雲母(きら)が浮き上がる美しい唐紙に、こんな嫋やかなものがあるなんてと心から感動した。
アイヌの踊りや歌は心に深く響く。
イナウを作るのはとても難しいのをEテレの番組で知った。日本にこんな素晴らしい文化を持つ人々がいるのは誇らしい。
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