桃色

B型の彼氏の桃色のレビュー・感想・評価

B型の彼氏(2005年製作の映画)
1.5
2008年以前に書いたブログ(もうとっくに閉鎖)からの転載。
自分用に記録として。当時は今よりずっと辛口!!
映画館で鑑賞してがっかりしたのを覚えてます。

--ここから
ポスター…ちょっと恥ずかしいです。
もうこのセンスでおわかりだと思いますがこんな映画です。ただ、私個人的にはちょっぴりツボな部分がありました。まあ、一度もB型の彼を持ったことのない女性の方にははっきり言って意味なし映画ですけど、将来のお勉強にご覧になっておきますか?

えっと、B型がなんぞや? はい、世の中たった4つのタイプに分けられるとは思っておりませんが、「B」って特殊な血液であることには違いない。そう、私はここでキッパリと断言したいと思います! 以後、その偏見的な角度から全部この作品については語らせていただきたいと思います。
今更私がここで言うまでもなくB型に対する一般的見解は「自分勝手」ということにつきるでしょう。面白いと思うのはこれ、B型自身の方もそう思ってると言うところなんですよね。ほとんどの人はそのB型という血液を免罪符とするようにご自身でもどっぷりと我が道を行かれてます。はい、私の周りにいらっしゃるB型の方は本当にそういう逸材だらけですから。これは逆を返せばBに生まれて来たからにはその特質を生かして開花させて行かねば「宝の持ち腐れ」とまで感じるほどです。

この作品の彼も当然ながら自分勝手な男です。韓国でもそうだったかぁ!
う〜ん、でもね、ちょっと違う。この自分勝手さはちっちぇえのよ… まあ、作品に描くときにそういう小さな事象で表現するのが手っ取り早いとは思うんですが、それじゃあまるで小姑みたいなB型になっちゃうのよね。うん、これじゃ私は惚れないよ。
まあ、個人的にイ・ドンゴンの容姿を格好良いと思わないのも原因だとは思うんです。だってこのちらしの虫眼鏡のポーズだもん。 こういうポーズを取ることからして気に喰わないからダメ。我が信じうるB型は格好悪いことは大嫌いな種族です。だから映画を観る前にこのチラシで幻滅してしまいました。ああ、この段階で怪しいと悟るべきだったのに… 観ちゃいましたよ「B型」というだけで。
それでもこの彼に恋するハン・ジヘちゃんの気持に同調できるところもありました。そう、同じB型好きには思わずホロッとする涙がありましたよ。
彼のメールを削除しながら「たった一つの喜びより幾千の苦しみから逃げたくなりました」みたいなモノローグ。ここですね。
うん、人との関係って幾つになっても難しいと思うけど、特に恋って楽しいことだけじゃないのは血液型によらず一緒でしょう。まあ、でも好きという気持は不思議です。どんな嫌な自分勝手を言われようと許せる事はたくさんあってね、だから続いていける訳で。そこから逃げたいと思うとき、それは相手より自分を選んだ瞬間です。しかし、いつもだいたい女性が口に出すお別れが結末になるはずなのに。彼の気持ちを確かめようと簡単に別れを口にすることはしてはいけないことだと思ってました。
それなのに…これはハッピーエンドとあいなります。まあ、この辺中学生向け少女漫画のようなストーリーですので仕方ないかな。
しかし、こんな風には現実は行かないよ!と言いたくなりました。
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