浅野公喜

ライディング・ビーンの浅野公喜のレビュー・感想・評価

ライディング・ビーン(1989年製作の映画)
3.7
凄腕の運び屋の活躍を描いた園田健一原作の80sカーアクションOVA。後の「ガンスミスキャッツ」の前身とも言える作品です。

主人公が運び屋だけに簡単に言えば「トランスポーター」や「ドライヴ」みたいな内容で、ストーリーはシンプルながらセル画による「ブルース・ブラザーズ」そのまんまなパトカーの多重事故や高架下の暴走含むカーチェイスは再現度高く、カニ走りする愛車(おそらくデザインのヒントになってるのはフォード・RS200)の構造はユニークなうえに主人公を追い掛ける顔馴染みの名物刑事もいかにもな感じでGood。

銃で撃たれても無傷だったり、いきなり「コマンドー」の如く素手でドアを外す怪力キャラなのが分かったりと強引な要素も目立ちますがBMW7シリーズやシェルビーGT500といった車や銃器の作画もきめ細かくカーアクションを観慣れてたり「チェイスH.Q.」みたいなゲームが好きな人なら楽しめると思います。

主題歌はAORやR&Bファンなら知ってるかもしれないフィル・ペリー。
浅野公喜

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