Chino

サイラー ナラシムハー・レッディ 偉大なる反逆者のChinoのレビュー・感想・評価

4.0
五月雨式にひとまず感想。
18世紀頃、ある領主(の養子)ナラシムハーがイギリスから祖国インドを取り戻すために闘うストーリー。
インド映画らしいダンスシーンやロマンスもありつつ、登場人物がみんな硬派で真面目な歴史映画だった。
RRRもビームが民衆を鼓舞するシーンがあったけど、歌だったからか表現としては控えめだったと思う。
この映画では英国人の悪逆非道を描き、それに反旗する領主達、戦うことを謳うタマンナー、共闘する民衆達…と、独立と愛国メッセージがめちゃめちゃ強かったと感じた。
ヒロインがタマンナーさんだったり、シブドゥの養母さん役の方も出演されてて、豪華テルグ俳優集結感があったな。
チランジーヴィさんは少なくともアラ還だと思うが、「身体どうなってんだ」と思うくらいアクションも見応えがあり飽きさせない。
「ラクシュミと結ばれないんかあ、ナラシムハー無理矢理結婚可哀想…」と思っていたが、ナラシムハーの妻はとにかく健気で可愛らしい性格。
しかもナラシムハーの想い人にもリスペクトがあるときたもんだから良妻賢母すぎてもう…。
やっぱヒロインと歳の頃が合わない感は否めないから、息子のラームチャランさんが主演バージョンが観たかったってのが本音かな〜。
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