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サイラー ナラシムハー・レッディ 偉大なる反逆者のrok6rokのレビュー・感想・評価

4.5
19世紀半ばに英国の圧政に立ち上がったインド解放戦士の生涯を描く作品。

凄かった。
一年分の大河ドラマを3時間に凝縮したような作りで、のっけから見せ場のつるべ打ち。
そんなにどんどん行っちゃうの?と思うぐらいの惜しげなさ。ダンスシーンの豪華さも凄いのに、映画のテンポがそれ以上に凄い。

最初、主演のチランジーヴィがおっさんすぎひん?と思ったけど観てるうちにそれも気にならなくなる怒涛の勢い(笑)
バーフバリの合戦の熱さとRRRのドラマの美味しいところを一本で味わえる感じですね。
プロデュースがラーム・チャランやしな。


RRRでも描かれたインド解放闘争の初期なわけですが、ここでも英国はとにかく悪い奴らです。そしてインド側が超人的に強い(笑)
これはやはり今のインドのヒンディーナショナリズムなのかなーとも思うけど、途中(ちょっと唐突ではあるけど)イスラム教徒とヒンドゥー教徒が一緒にお祝いするシーンもあって、いろいろ配慮されてるんやなあとも思いました。
RRRのエンディングでは出てこなかったガンディーやネルーやボースもこの映画では紹介されてて、政治的な色合いは薄めにしてあるのかな。RRRより前の作品だからかもしれんけど。


とにかく、めっちゃ面白かったのは間違いないです!!
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