言葉がわからなくなった朝、世界と一体化しているよう、動物になった気分、というセリフがすごく印象的だった。そのセリフ以降、動物のように観察しながらじっくり映画を観れた気がする。とにかく全てのカットが美…
>>続きを読む冷蔵庫にあるいろんな野菜、飛んできたのかポケットに入っていたいろんな植物の種、研究対象のいろんな苔。両手に包みこんだ、過去からの緑色の光。持っているものを誰かに手渡すことで「何か」が生じたり、既にあ…
>>続きを読む映像と音による斬新な16ミリ世界の構築
シャンタル・アケルマンの再来と言われているベルギーの新鋭バス・ドゥヴォス監督作品。
故郷・ルーマニアへの帰国を考えていたブリュッセルの建設労働者シュテファ…
Bunkamuraでバス・ドゥヴォス監督、リヨ・ゴンさんのQ&A付き『Here』観てきた。森のシーンの美しさ!雨のところの光とかすごくいい。
靴紐から雨、その後の映像の一連の流れがたまらなく好き!
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休暇で帰郷する前の男と、苔を研究する学者のラブストーリーなのだが、優しくて凄くいい映画だった。
建設現場で働くステファンは長期休暇に入り、母国ルーマニアに帰ろうとしていた。車の修理など、帰国の準備…
監督&リヨ・ゴンのトークイベント・サイン会付き上映に行けた!
・人物がシルエット化しているシーン全てに心を持っていかれた
・エンドロールが一番衝撃
・フリンジが美しい。どこのレンズ…?
・緑の描写…
登場人物が皆穏やかな話し方で、ちょっとした気遣いがあって、悪人も、声を荒げる人も登場しない。
移民をテーマにした映画にはあまり見られない穏やかで静かな時間が流れる。
「厳しい現実」のようなものは直…
©︎ Quetzalcoatl